おいしいほうれん草

おいしいほうれん草 日常を楽に

我が家はみんな、とてもほうれん草が好き。 

娘は細かく刻んでおひたしに。→幼児食レシピ参照 
我々夫婦はあく抜きしてそのままサラダ、もしくは、常夜鍋でいただきます。
ほうれん草そのものの味を楽しめる調理方法でいただくことが多いです。
あ、超簡単な常夜鍋のレシピは、記事の最後に記載しますね。騙されたと思って、ぜひ作ってみてください。すっごくおいしいです。

ある日ばあさんが、伯母のハウス栽培しているほうれん草がおいしくない、昔の冬の露地栽培のほうれん草はもっと甘くておいしかった、と言っていました。あ、昔話風だな。 
その後、ばあさんは自分の育てたほうれん草をおいしいからと言って数束くれたんです。 

さて、持って帰っていつも通り湯がいてみると、あら不思議!! 
なんと甘いことでしょう!! 
娘用にはいつも通りおひたしにしましたが、我々はサラダというか、湯がいただけのものを、そのままでいただきました!!ほんとに甘くてびっくり。こりゃスイーツか。 
葉っぱの部分はまぁそれなりなんですが、茎の部分がめちゃ甘い! 
ばあさん、確かに全然違うよ。さすが年の功。 

さて、その後行きつけの野菜直売所にもそんなほうれん草売ってないかなぁと探してみると、うーむ、これは怪しい、というほうれん草を発見。 
見分け方としては、ハウス栽培のは大きくて緑鮮やか、見た目おいしそう~って感じ、露地栽培は小さくて緑が濃いくて、ちょっと…キレイじゃないかなぁって感じのモノ。 

せっかくなんで両方買って味を比べてみました。 
うん、やっぱり全然味が違う!茎の部分です!これを比べてみてください。 
やっぱり露地っぽい奴の方がおいしいなぁ(あくまで推測なんで)。 

ただ、ばあさんにもらったほうれん草のおいしさが秀逸だったなぁ。 
新鮮さはそんなに変わらないと思うんやけど。 
さすが、ばあさん、ということにしておこう。 

ちなみに、サラダにしたほうれん草は、シーザードレッシングも合いますが、 こちらもおいしいですよ~。
<ケンコー 神戸壱番館クリーミーナッツドレッシング> 

Amazonには大容量のものしか取り扱いがないようですので、初めてお買い求めの方は、ぜひお近くのお店でお探しください。
カルディや大きなスーパーであれば置いてあると思います。
お試しあれ。

さて後日、ふと庭に目をやると、こんなに貧相なほうれん草が…。

今シーズンは、畑にたくさんブロッコリーと大根を植えてしまったので、他のモノを植える場所がなく、プランターで申し訳程度にほうれん草を育てていたのです。
しかし、プランターが小さすぎたのか、土が悪かったのか、全然大きくなりませんでした。 

夫は諦めていたようですが、私は内心、これは案外いけるのではと思いました。 
まるで雑草に見えますが、これでも種を植えてから3か月ほど経っているのですよ。 

期待を込めて、一部を抜いて湯がいて食べてみると…。 
なんじゃこりゃ~!!うますぎる!!! 
この前、ばあさんにもらったほうれん草よりもおいしい、というか、味が濃い。 
私の知っているほうれん草と味が違う。 
言い過ぎかもしれんけど、ナッツみたいな濃さがありました。 

種がよかったのか、小さいからうまみがぎゅっと詰まったのか。 
びっくりしました。 
過酷な環境で育てると、植物はエネルギーをため込むのでしょうかね。 
こんな小さなプランターで、使い古した土に植え、ろくに水も肥料もやらずしてこの味わい。 
これなら誰でもできます。ぜひ騙されたと思って栽培してみてほしいです。 
 
それから、おいしいほうれん草を求めていろいろ購入してきましたが、その中でこれが選ぶポイントかなと思ったことがあります。 
それは、たくさんシュウ酸を出しているように見えるものがおいしかった気がします。 
シュウ酸とは、簡単に言うとアクのことです。 
ほうれん草の特に根本の方に白いつぶつぶがついているものがあるんですが、それのことです。 
最近購入したおいしかったほうれん草には、しっかりとシュウ酸がついていました。 
私が栽培したほうれん草も一丁前にシュウ酸をつけていました。 
 
その後、だいぶんと暖かくなった3月後半、再度ばあさんにほうれん草をもらいましたが、だいぶ味が薄くなっていました。
それでもハウス栽培したほうれん草よりはだいぶおいしかったですが。 
やはり、寒い過酷な環境で育ったほうれん草が、味をぎゅっとため込んでおいしくなるようです。 
ちなみに、ばあさんのほうれん草は無農薬で、葉っぱは虫に食べられているところもありました。 
ばあさんは意に介さず、おいしいのは茎の部分だから、葉っぱは捨てているとのこと。 
農家ならではですね。確かに、茎の部分がおいしいですが、一般のおうちならば、もったいなくてそんなことできません! 
 
ということで、今回の結論としては、ぜひ2月ごろ、汚くて(笑)シュウ酸をたくさんつけたほうれん草を探して食べてみてくださいということです。 
私のように適当に育てるというのも本当におススメです! 
ほうれん草の常識(そんなんあるんかいな)が覆されるおいいしさですよ!! 
 


超簡単でとってもおいしい、常夜鍋のレシピ

【材料】
豚肉 切り落とし、薄切りなど
ほうれん草 8センチ位のぶつ切りに

【作り方】
お湯を沸かします。
豚肉を入れて火を通します。
豚肉がかたくならないうちに、ほうれん草を入れてしんなりさせます。
出来上がりです。
あとは、ポン酢かごまダレでお召し上がりください。

気になる人は、先にほうれん草をアク抜きしておいてください。
汁を飲むわけではないので、そのまま入れても大丈夫問題なしです。

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