おうちで原木しいたけ栽培のススメ

原木しいたけ、ご存知ですか。

一般的にスーパーで売られているしいたけは、菌床しいたけです。
おがくずなどを苗床として育つものです。
原木しいたけは、主に野菜の直売所やしいたけ園で販売されています。
たまにスーパーでも見かけますが、菌床のものと比べてお高めになっています。
本物の木を苗床として育つものです。

この2つのしいたけの違い、それは味です!!
原木しいたけはとても味にコクがあります。香ばしい濃い味です。
菌床のものとは全くの別物です。
我が家では原木しいたけしか食べません。
嫌いな食べ物上位にランキングされるしいたけですが、うちの子どもは1歳のときから大好物です。

ただ、この原木しいたけ、菌床のものと比べて入手が難しいという欠点があります。
先に書いたように、スーパーでの扱いは稀であり、あってもとっても高い。
野菜の直売所では売っていますが、近くですぐに買える、ということはありません。

しかし、原木しいたけを簡単に入手する方法があります。
それは、おうちで栽培するという方法です。
なんと原木しいたけ、ほぼほったらかしでも育ってくれるのです。
しかも、広い畑やプランターは必要ありません。
お庭のないお家でも、狭いベランダしかないマンションやアパートでも、栽培することができますよ。

今回は、そんな原木しいたけのお手軽な栽培方法と、おいしい食べ方をご紹介します。

原木しいたけの育て方

原木しいたけは、ホダ木と呼ばれる苗床となる木に、シイタケ菌を植え付けることで育ちます。
適度な大きさの丸太に穴を開けて、菌の種駒を植え付けて、菌を行き渡らせて・・・。
ひえ~、めっちゃめんどくさい!!
という、何をどうしていいのかわからんような作業をすでに済ませてくれているホダ木が販売されています!
それを購入すれば、あとはそのホダ木で眠っているシイタケ菌を叩き起こすだけでしいたけがにょきにょきと出てきてくれます。
しかも、1年に春と秋の2シーズン、丸2年、合計4回シーズン収穫できますよ。
長く楽しめます。

ホダ木を入手する

うちでいつも購入しているのは、「ホダキング」という商品です。
45センチと90センチの2種類があるので、おうちの設置場所に合わせたサイズを選べます。

いつもホームセンターで購入します。
アマゾンでも販売しているようです。

シーズンの終わり頃になると、ホームセンターでたたき売りしている場合もあります。
そのときは、かなり安く入手できることもあります。
まぁ、運がいい場合しか出会えませんけどね。

シイタケ菌を叩き起こす!!

購入したホダ木のシイタケ菌は眠っているようです。
ですので、手荒な処置をして起こしてあげる必要があります。

作業は2つ。
水に沈めるのと、打撃ショックを与える、です。

水には24時間近く浸けておくのがよいようです。
24時間以上になると、菌が死んでしまうとのこと。気をつけてください。
さて、このホダ木、一体どうやって水に沈めるのか。
これが一番面倒です。
何も気にならない人は、湯船にどぶーんと浸けてしまえばオッケーです。
食べるものだし、とか、お風呂が不潔、とか気になる人はどうするかですよね。
庭にでっかい桶でもあれば問題ないのですが。

うちでは、強いビニールゴミ袋を利用します。

こんな感じの袋です。
これまたホームセンターで売っているので、ホダ木とあわせて購入しておいてください。
ホダ木の近くに専用の袋が売っている場合もありますが、安い方を選んだらいいと思います。

そして、水に浸けたあとは、ホダ木に打撃を与えます。
大きな石でどつきまくるもよし、コンクリートの床に投げつけまくるもよし。
やりすぎなんじゃないか、と思うくらいの方がいいです。
遠慮してても、しいたけはできませんので。

あとは、暗く涼しい場所にホダ木を置いておくだけです。
ある程度湿気がある方がよいです。
雨があたったりすると特にメンテナンスフリーです。
そうするとしいたけにとって都合の良い温度になったら、勝手に生えてきてくれます。

原木しいたけ栽培におけるネック

原木しいたけ栽培に手出しをしようか迷っている方に、ネックとなることをまとめておきます。
これらがクリアできそうであれば、ぜひチャレンジしてほしいです。

・ホダ木の置き場所
そもそも、ホダ木を置いておく場所がなければなんともなりません。
どこに置いておけるのか、ちゃんと考えておく必要があります。
湿気のある場所がいいということで、入浴時以外はお風呂場に置いていた、という話も聞いたことがあります。
入浴時は脱衣所に退避してたんですかねぇ。

・ホダ木を水に浸ける作業
こんな大きな丸太をしばらく水に浸けておくって、どこでやるのか、うまくできるのか。
私にとっては一番のネックでした。
実際にやってみれば、お風呂場でも庭でも、水に濡れてもいい場所ならば作業できます。
まずは45センチのホダ木でチャレンジしてみるのがかたいかなと思います。

・使用済みホダ木の処分
しいたけを採取しきってもうできなくなりました、となったとき、ホダ木を処分する必要があります。
お住まいの自治体で、簡単にそのホダ木を処分できるかどうかは確認しておく必要があります。
庭が広くて放置しておける、という人は、それでよいと思います。
我が家では、畑に打ち捨てて、堆肥にしています。

シロアリにやられないように、原木の置き方は要注意!!

前項のネックのところにあわせて書こうと思ったのですが、特に注意してほしいので別立てで書きます。
原木しいたけの栄養源となるホダ木、シロアリにとってもおいしいご飯のようです。
原木しいたけを育てて数年経ったある日のこと、シロアリ防除の業者さんに、「家は問題ないですが、庭のホダ木がやられていますよ」と指摘されました。
確認したところ、ホダ木はスッカスカ、そして、おびただしい数のシロアリが!!
シロアリというのは地中に当たり前のように存在しており、餌となる木に到達すると、木が朽ちるまで食べ尽くしてしまうそうです。
ですので、それを防ぐために、木を地面に接地させないというのが重要です。
以前は、それほど多くのホダ木を保管していなかったため、塩ビパイプで作った棚に置き、地面から浮かしておいたのですが、近年、欲を出してたくさんのホダ木を購入したため置き場所がなくなり、地面に直に置いておいたのがよくなかったようです。
また、家自体がシロアリにやられるのも恐ろしいので、少し家から離して置いておくほうがよろしいかと思います。

原木しいたけのおいしい食べ方

原木しいたけは、菌床のもと違って、おかずのメインにもなれるおいしさです。
我が家でいつも調理している方法をご紹介します。

しいたけのタタキ

原木しいたけそのものの味を楽しむ調理です。
グリルやトースターで焼いて、そのままか塩やポン酢をかけていただきます。
焼き具合はお好みで。
軽く炙るくらいだとジューシーさが楽しめますし、しっかり焼くとスナック的な感じになります。

マヨネーズ焼き

マヨネーズをぶっかけてグリルやトースターで焼きます。
これも焼き具合はお好みで。

しいたけなめたけ

最近、家でなめたけを作るのにハマっているのですが、原木しいたけを加えることで、さらに美味しくなることを発見しました!
えのきと原木しいたけを適当な大きさに切って、酒、醤油、みりんで煮るだけ。
しばらく煮ると、きのこから大量の水分が出ますが、慌てずにそのまま火にかけ続け、水分が少なくなったら完成です。
ご飯にかけても美味しいですし、バターと醤油を加えてパスタにも合います!

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